Cage-084-032


糸が絡みついて解けなくなった

・神域ネタ
・初めから致しております。
・無理矢理の描写があります。












「もう、いい加減にしてくれ、って俺は、何度も言ってる、だろ」

 声が上ずり、吐息が漏れる。
 ずぷ、ずぷ、と湿った音が耳を犯し、頭が砕けそうになる。
 後ろから敏感な箇所を突き上げては抜き切りそうなところまで自身を抜き差しして、目の前の彼を犯す。
ぐち、ぐち、と音を立てて中を掻き回すように自身で突き、後孔を攻めあげる。


「さあ、聞いてない、かな」


 先程中に出した自分のものと潤滑剤が混じったものが彼の足をつたい、零れ落ちる。濡れた音がずっと響き、シーツと肌が擦れる音が延々と聞こえる。
 後孔から溢れ出すその液体で滑りが良くなり、中の自身を動かすのが楽になり、何度も抜き差しをして、敏感な場所をごっ、と勢いよく突き上げる回数が増えてきた。

 突き上げると、堪らなく悲鳴をあげて、上げさせた腰を震わせ、脚を閉じようとするので、開かせたまま動きを止めず繰り返す。
 何度も何度も繰り返したこの行為で彼のからだは無意識に長義の与える感覚を快楽と感じているのか、悲鳴が徐々に甘い声色へと変わっていく。
 可愛く啼き、受け取る感覚が快感でしかなく、艶めかしく腰を揺らし、長義が腰を突き入れるたび、甘い声を上げるようになった。


 不意に長義が、国広の腰を掴んでいた手を体に這わせ、彼の露出した太股を撫であげるとびくん、と体を揺らし、小さく喘いだ。



「可愛い身体になってきたね、国広、分かるかな」




 少し肉付きの良くなった腿を愛撫して、まだ衣類を辛うじて身につけている腰もつぅ、と布越しに指先で撫であげる。
 国広は、んァ、と甘い声を上げて腕を動かして両腕を縛る青と金色で出来た帯をびん、と鳴らした。
絡みついた帯で腕が言う事を聞かず、ベッドに固定されて、逃げられない。
 撫でる手をまた太股へと戻し、肉付きが良くなり、柔らかくなった感触を手のひら全体で楽しむ。
 撫で回す度に吐息の混じった声で喘ぐ国広を愛おしく眺め、もっと壊してやりたい。とにた、と笑う。

「可愛い国広、もっとヨくして、戻れなくしてあげようか」


 ゆっくりと腰の動きを戻しながら身体を撫で回していくと感度のあがった肢体はひくつき、逃げるように手を動かすが、帯が絡みつき、四つん這いになったまま逃げられずぅぁあ、と何度も腕を縛る帯をびん、と鳴らす。

「ん、ん、ァ、あ、」
 奥を突き、焦らすように戻し、揺れる腰を掴んでさっきよりも強めに擦りあげるように動かしているのか、先程よりも大きめの濡れた音が響くようになった。
 ずぶ、ずぶ、と乱すように響く音が部屋にひびき、荒い呼吸と、突かれ、快感を感じる国広の喘ぎ声が響く。
 何度も繰り返すことで国広は艶めかしく腰を揺らし、突くのと同じように、声を漏らして、中の長義の熱を感じ、何も考えられなくなってきたのか、抑えていたのであろう声を出すようになった。
 甘い甘い声で啼き、長義を呑み込むように自身の腰をも揺らす。

「ぁ、あ、ちょうぎ、う、やァあ」
「本当に、お前は、俺の事を本歌とは、呼んでくれないね国広、ねえ、呼んでは、くれないのかな」
「お、おく、やめて、んあ、ア」
 ぐり、と突き上げる動きを強めると逃れようと身体を前へ突き出すが、腰をつかんで引き戻し、また奥へと突き入れる。腰はビクンと動き、長義のものを呑み込んで、離さない。 

「身体は、俺のものを、こんなに、離さないのにね、お前のからだは、こんなに変わったんだよ、国広」

 まるで、俺を求めるような身体になってきてる、ほら、とくつくつと笑いながらつき入れた腰の動きを強めて、啼かせるように犯す。
 ぬち、ぬち、と音を立てて中を何度も犯して、快楽で何度もイき、足がガクガクになっている国広の腰をつかんでナカを掻き回すようにさらに酷く犯す。
「ゥあ、んぁ、ぁ」
「腰もこんなに肉付き良くなって、柔らかい、可愛い身体して、困ったね、国広、でも、もっともっと可愛い身体にして、戻れなくしてあげる」
「ゃァぁあ」
 後ろから抱え込むように覆いかぶさり、自身で奥へと貫いて、耳元で囁いて先程、シーツの上にこぼした薬を1粒、大きく開けた口の中に押し込んで無理やり飲み込ませる。
 ん、ぅと声を上げて飲み込んだ国広が逃げられないように身体に腕を絡めて、繋がったまま、国広の体を撫で回す。

 もうすでにぷっくらと膨らんだ乳首を強めたり弱めたりしながら撫で回し、首筋にちゅ、ちゅ、と新しく痣を刻む。
 ふっくらと膨らんだソレがいやらしく勃ち上がり、彼が身体を震わせるのに合わせていやらしく震える。

 ぁっ、あ、と声を上げる国広の口内を指で弄び、犯して、唾液の糸を引いた濡れた指でまた乳首を弄り回し、つぅ、と下腹部まで撫であげる。
 全身が性感帯となった彼がその感覚にひくん、と身体を揺らせ快楽を得てしまったのか大きく口を開いて喘ぎ、口端には唾液が伝う。
 ぽたり、ぽたりとシーツに痕をつけるように零して、声を抑えられなくなったのか身を攀じり、自分から必死に逃れようとするのを腕で簡単に抑え込むと、顔を上に上げ、絶望に濡れた表情をする。
たまらなく可愛くて、たまらなく愛おしい。

「ひ、ァ、あ、っ離し、んァ」
「いやらしいなァ、国広。ナカこんなに濡らして、ここ、こんなに俺を呑み込んで、もっと欲しそうにこうやって腰を揺らして、」




 わかるかな、とつつ、と腹を撫で、耳を侵食するようにじっとりと低く、色を帯びた声で囁く。びくりと身体を揺らし、俺の声に心が支配され始めたのか呼吸がさらに浅くなる。
 ずり、と奥を擦り上げ、ぁッと声を上げる写しを強く抱きしめて決して逃れられないようにする。

「身体は俺を覚えて、俺を感じて、こうやって咥えこんで、何度も犯されて、何度もイカされて、」
「ゃ、やめ…」


「そうだね、くにひろ、お前は俺のだね?」
「…お、れは……ほんか、の…もの…」

「…素直でいい子だね」
 ずり、と抉るように奥に入れた自身を引き抜けそうなところまで持っていき、一気に突き上げ、国広の奥にまた、熱を放つ。
 突き上げた時に、ぅぁあ、と甘く喘ぎ、果て、くた、となった身体から自身を引き抜き、崩れた写しを視姦し、ひくひくと腰を動かす姿を堪能して喉をごくりとならす。
「くにひろ、可愛い」


「ンぁ、や、やだ、ち、ちが、お前は俺の本歌じゃないのに、アっ」
 逃れようとするその腕を掴むと、腕の方は帯で摺れて肌は赤くなり、所々血が滲んでいる。
「ははっ、そうだね、でもお前はもう俺のものだよ、くにひろ。…逃がさない」
 長義が国広の動きを止めるために巻き付けた帯を外すと痣のくっきり着いた腕で逃げようと手を動かすが、長義の腕に動きを止められ抱き抱えられる。
 長義の手が国広の太股を撫であげると、身体を大きく揺らし、目を白黒させ、撫でる手を止めようと手を伸ばす。
 いやらしい手つきで撫でられて、腰がゆるりと動き、やめてくれ、と懇願するように長義の目を見ると、藍色の目と目が合う。

 怯える俺を見て、口端を歪ませ満足そうに笑うこの男が俺は怖い。


「ああ、綺麗だね、もっと俺を覚えて、俺だけを見て」
「い、いや、いやぁ、ンぅ」
 口を口で塞がれ舌で口の中を暴かれる。くち、くち、と湿った音が響き、彼の舌が自分の舌を絡めとり、ぬちゅと音を立てる。
 わざと音を立てているのか大きくて湿った音が自分の脳内を犯して理性を削り落としていく。
 そのまま、しばらく舌を弄ばれ、身体に入った薬がゾクゾクと効き始め、身体がまたザワついて、狂い始める。


欲しい、もっと、熱が欲しい。



「んっ、ァ…」
 とろんと目が据わり、綺麗な翠の目は澱み、目の前の長義のみを捕らえる。
「今は俺だけを感じて、俺のものでいて国広。そしてずっと俺だけのものになって」
 たっぷり愛してあげるから、と身体を撫で回し、先程よりも反応の良くなった国広の心も体も犯して壊して、自分のモノの証を付けて、逃げられぬカラダへと仕立て上げる。

 感度の良くなった身体で、俺を受けいれて、可愛く喘ぐソレを支配して、壊れたように壊すように抱いて、それで



小さな小鳥を鳥かごに閉じ込めた。

 何度も繰り返して、何度も縛って、何度も受け入れさせて、何度も注ぎ込んで、
 そうして髪色は薄くなって、自分と似たような色が混じった髪に指を絡ませる。
 髪質がよく、綺麗な糸のそれに自分の銀が混じり込んで、少しずつ変わっていく。
 光がない目が自分の濃い藍色の落ちた翠色の目で髪の感触を楽しむ俺をじっとみている。


 何度も欲に任せて掻き抱いて変わっていくその身体が愛おしくて、離したくない。

 彼の霊力を食い荒らして、たくさん汚して、たくさん入れ込んで、俺で満たされていくこの写しの心は、どうしても俺のものになってくれない。


 薬を使って無理やり飛ばしたその心がどうしても欲しい俺は、俺の声しか届かない写しを抱きしめる。
自分の木犀の甘い匂いがうつったその体から俺の匂いがして、背筋がぞくりとする。

 抱きしめた写しが、夜空を映す海のような瞳をゆっくりと閉じ、俺に身を任せるように肩を傾け、涙を流して。

綺麗なその顔を間近でみて、その頬に唇を落とす。



 伝う涙が、彼の心の一部を溶かすように蝕んだ自分を溢れさせるようで、少しの罪悪を生み出す。
 その罪悪を埋め尽くすように彼を強く抱いて、唇に唇を合わる。
 瞳を閉じたままのそれを、ゆっくりと味わって、唇を離せば国広は力が抜けたように後ろへかく、っと首をそらして、解けない夢の中へ堕ちていった。



そうして目が覚めたらそれをまた掻き抱くのだ。



 俺色の石を吐き出すまで、延々と。
 愛しいこの身から、俺を吐き出し始めるまで。ずっと。