Cage-084-031


ほしくて、たまらない、はなしたくない
・神域ネタ
・無理矢理、暴力的な描写があります。
・最初から致しております。閲覧にはご注意ください。














 ……ほしくて、たまらない 



 ぎし、ぎしと音が響く。


 今日は洋室にベッドだけ置かれた月の見えるこの部屋。また手首を俺の帯で締めて下の口を上手く使わせ、俺のものを飲み込ませる。
  くちくちとしめったいやらしい音が響き、甘く啼く声とベッドの軋む音が動くと同時に響く。
 後ろ向きにしてずっとナカを攻めて、突いたり、抜いたりを繰り返して幾度も中を犯す。
 その可愛い口にたっぷり含ませた催淫薬とたっぷり入れた催淫を起こす液で下から上まで、ナカまで、満たされた俺の写しがいやらしく喘ぎ、それを眺めては熱を入れ込む。
 ぬちゅ、と音を立ててナカを掻き回して犯して、ゆるりと揺れる腰がいやらしく俺を飲み込んでひくついている。
 高く上げさせた腰がゆる、ゆると自分の動きとは違う動きをし、刺激を欲するように動く。
 何度も何度もした行為で、足りない時は自分で動くようになった国広がん、ん、と吐息を漏らし、俺を求めるのだ。


「そんなに、中にほしがってどうするのかな」


 ずり、と1番奥の「乾いた場所」を抉るように押しあげれば腰ががく、と揺れ甘い声をあげる。
 もっと、もっとというように腰を揺らし臀を突き出した姿で喘ぐのだ。
 連れてきてからずっとし続けた行為と飲ませた薬でたまらなく乾いたナカを満たして欲しいようにねだり、脚を開く。
 指先で簡単に熟れた果実のように開くようになったそれは早く入れてくれと言わんばかりに赤く充血し、俺を求めるのだ。


 たっぷり飲ませて、たっぷり使った薬で敏感になった身体が疼いて、どうしようも無いのか俺を良くするために動いては喘ぎ、ひくりと震える。
 覚えた快楽がほしくてたまらなくて淀んだ目で俺を求めるようになった。



コレは可愛い可愛い俺のだいじなもの。



「ねえ、にせものくん、あのくすりは、そんなに気に入ったのかな」


 始めに使っていた薬よりも今使っているものは強く、そして量も増えた。
 最初は弱いものを少し使って快楽に落として、怯え泣きながらやっと1度イかせて終わり。
 今は触れるだけで喘ぐように強めの薬を何度も、何度も含ませ、体にも流し込み、敏感で可愛い淫乱な身体が出来上がった。

 そんな改造しつくした体をずぶ、ずぷ、と弄び、突き上げてはギリギリまで抜きを繰り返し、乱れるソレの露出した腿を両手で撫で回す。
 ひく、と突き出す形でしなった腰がふるりと揺れ可愛く声を上げた。

「ぅ、やぁ、あ」
 腹一杯に注ぎ込んだ俺の熱で少し膨らんだ腹の中もたぷたぷと揺れる。
 全てが俺で満たされたそいつが快楽で淀んでいく。たまらなく征服した気持ちに満たされはするのに心はなぜか満たされない。
 俺と同じところまで堕ちてくれたらいいのに。どうせまた、こいつはそんなことを忘れて石を吐き出して元に戻ってしまう。

 自分のものを引き抜くと、熱と催淫を引き起こす薬が混ざったものがとろ、と溢れて国広の内腿を伝いシーツに跡を付ける。
その抜いたあとのそこを指で拡げるようにく、と開いてやると中からくぷくぷ音を立てて欲望が溢れ出るのだ。
 俺で満たされたソレをみてふふ、と笑い、拡げるのをやめ、手首の帯を解いてやると力なく横向きにベッドに倒れ込んだ国広の身体を掴み、上を向かせる。

 脚の間に体を入れ込んで閉じようとするのを邪魔をし、足を開かせた体勢にさせる。
 胸元に散らばった鬱血の痕が俺のものであることを主張し、触れてほしそうに2つの胸の桃色の突起がぷくりと立ち上がっている。
…ああ、ここはしばらくいじくり回してなかったかな。

 そこを指先でぐり、ぐり、と嬲りながら肌を撫で回して浅く呼吸する身体を堪能する。
 ベッドに蓋を開けたまま放り投げた濃い桃色の液体の入ったボトルを手に取って中身を手に落としそのままソレを塗りたくるように再び体を撫で胸の突起を執拗にこねくり回すとぁ、あと声を上げる。
どこから出ているのやら。

「ん、んぁ、ァあ…ぁや、だ…」
「…はは、ああ、可愛い…」
 目の前のそいつの目に深い藍色が混ざりこんで、翠の目の色ではなくなっている。
 俺の色で満たされていくそれがたまらなく可愛い。


 幾度も食わせた霊力が身体を満たし、彼の身体を侵す。


 その侵蝕を進めるように首に口を這わせ、痣を濃くしていく。
 花弁が白い肌にいくつも舞い、あまりにも綺麗。ひどく壊したい。


「はい、もうおしまい。眠ってくれないかな」
「…」


 目を閉じて身体に入っていた力を抜いたのかくたりとしたまま動かなくなったそれを抱えて風呂場に連れていく。
 ほとんど身につけているような状態ではない浴衣を剥ぎ、自身も裸になった所で抱えあげ、ぁ、と小さく喘ぐ写しを両腕で抱え風呂へ足を入れる。
 体は俺が先ほどつけた欲望の痕が多く、閉じ込めたことで俺だけの霊力をくらって生きているせいか心なしか細身になった気がする。

 真新しい湯が大きい浴槽を満たし、たぷ、とお湯が溢れ、浴槽を伝い床をも温めて心地がいい。
 汚した写しの体をゆっくりと清め、中を満たしたものを出してやる。
 まあ、霊力として入れ込んだ分は彼の中に溶けてしまって出すものはないから、ただ指を入れて綺麗にしているだけなのだが。
 少し痛そうに声を漏らす眠ったソレがなんとも言えず俺の欲を増幅させる。


 また綺麗な体になったそれを腕で抱え上げ、湯にゆっくりと沈め、意識のないそれが溺れぬよう風呂の淵に体を寄りかからせる。
 手早く自身の体も清め、洗い濡れてぺたりと張り付く髪を乱雑に掻き撫で自分も湯船に浸かると湯がざぶ、ざぶと溢れ出した。
 絶えずいつ入ってもいいように湧き続ける湯が溢れていく音も、心地がよく満たされる感じもし、風呂は嫌いではない。
 だから神域に大きい風呂を構えたのもあるのだけれど。
 自身の神域の風呂が1番好きなのだが、本丸の大きい風呂も嫌いではない。
最も、たまに湯船にはどことなく体を火照らせるような入浴剤が入ってる時があって油断はできないが。


 寄りかかったまま深く眠っている写しの髪がぺたりと顔に張り付いて綺麗な顔を隠している。
 風呂に入っているから薄く桃色にはなっているが青白いその顔は目を閉じたまま開こうとはせず、口は薄らと開いてはいるが動きはしない。
 生きているのか不安になるぐらいには何も動かず、敏感にしたはずの体の刺激にも反応せずただ、夢を貪っている。


 …まあそのはずだ。
 敏感にしすぎて眠れなくなった写しが泣きながらもう辞めてくれおかしくなりそうだ、と訴えてきてから強制的に眠らせるために使っていた薬を強めたがなんの効果もなく。
 ただひたすら耐え抜く夜が続いて、強めに暴れた日が3日前ほど。
 入れ込んだ霊力で身体を支配するように暗示をかけて入れこみ続けて、夢の中でソレの意識を抑え込むように「きっかけの言葉」を覚えさせたら目を覚ますことはなくなった。
 暴れたときに鎮めようと入れた刀傷に震えることもあるが起きている時は快楽に体を震わせ、眠っている時は何も反応しなくなった。
 正気の時は意地でも抵抗をしようとするが、抵抗ができなくなったら諦めるようになり、目から光が失せたようになる。
 抱いている間に、その意思の強い瞳に落ち込んだ藍色が深くなるとただ与えられた快楽に身を任せるようになった。
 抵抗しないのは本当に面白くはないが、こうして人形のようになった写しとゆっくり湯船に浸かれると悪くは無い。

2日なんて短いのだ。


 出来ればこのままこの場所に閉じ込めておいて、この神域での時間を共に過ごしたいのに、と駄々をこねるのも高いプライド的には許せない。
 プライドとしては許せないが手離したくないのだ、何度も連れては来たが、ここまで堕ちた写しの姿はまだ見た事がなく、もっともっと壊してやりたいと願う歪んだ自分を自嘲する。



ああ、俺はひどく歪んでいる。


 凛とした目で俺を睨みつける、分家の初期刀として生まれたこの写しを屈服させて俺だけしか見えないようにしたい。
 ……そう、何度も閉じ込めては、入れ込んだはずなのに。そいつは何度でも元に戻る。
 霊力を宝石にして身体から吐き落とす病を患っている刀だと、聞かされてからずっとそれを目の前で見たいと思った。
 そのために溢れるほどの自身のイカれた霊力をこれみよがしに細い体に打ち込んでいるが、目の前でそれが起こったことはまだない。


 ここにいる時間は長いが、現実に戻ればこれが来てからまだ半日程度。
先程、薬を貰うために薬研の部屋に向かった時は日が傾き始めた時刻。
 お盛んだなあ、旦那?とくつくつと笑いながら強めの薬を渡してくるあたり、ああ、あの刀も長くここにいるだけあるほどに瘴気で歪み切った刀なんだなと思った。


 この神域に籠って何度あの天の上に昇った青白い月を見たのか。



 自身の神域は夜が長く、日中は日差しでは無く疑似の太陽で、妖光が強い。
自分の霊力に満たされた空間で自分が楽にいるために分身のような、何かを生み出し、働かせている。
 この国広はそれが何か気になるようで、目の前で乱れた布団を片付け新しく綺麗なものを敷き直すのをじっくりと見ている時がある。
 汚せば、行為が終われば、その分人では無い4足歩行の分身がそれを綺麗にして行くのを、あんなに綺麗にしてくれたのに汚すなんて申し訳ない…と呟いていたのを思い出す。


思えば優しい刀なのだ。


 霊力異常の刀で力の加減ができないと聞いていたが、この細い体に抱え込んだ大量の霊力を食い荒らすように少なくしてやれば力の入らなくなった手では破壊は出来ない。
 しかし、最初の段階でもっと激しく抵抗すれば俺一体ぐらいなら軽くとは言わないが、ぼきん、と折ってしまえる練度の刀と聞く。
 確かに抵抗は激しい。抑え込むのに体力は消費する。
 だが、この刀は俺の霊力を食んで、俺が溢れ爆散するのを防ぐために2日間だけこっちに派遣させられているのを理解はしているのであろう。
 折るほどの抵抗はせず、抱かれるのは理解はできない、と何度も言ってはいたが力を受けるのは甘んじて受けるしかないのか抵抗はほとんどしないのだ。
 言う通り、この身体を開いて交合う行為が嫌なのは確かで、薬を使って身体から引きずり堕とすまでが長かった。

 確かに別の、方法があるだろ、と犯す度に言うのでおかしいな、と思っていた。
 誰に抱かれるのも好きじゃないし気持ちよくはないし、痛いし虫唾が走るから早く終わらせてくれと上擦った声で言っていたことを思い出し、これは薬を使ったりしてやらないと抱かせてはくれないんだな、と思ったことを思い出した。
 ただ、霊力を咥えさせるというのは確かに抱き締めたり、力を入れ込みまくったものを食わせたら出来るのだが、俺はこの、他所の写しが可愛くて仕方なく、俺のこの腕で壊してしまいたくて仕方がない。



 ほんとうに歪んでいる。


 出会った時から。こいつに出会った時からなのだ。
 俺のものを体に入れこんで、そうして、と考えると俺のものは簡単に熱を持つし、この国広を抱きたくてたまらなくなるのだ。
 青白い顔が紅潮して薄紅に染まり眠ったままのそれがのぼせぬように、ゆっくりと抱えあげ風呂から上がると用意されているタオルで包み込むように水分を拭う。
 ふんわりとしたそれの肌触りでも写しは起きず目を閉じたまま動かない。
 動かない写しに用意されていた浴衣の替えを着せ、部屋の大きい椅子に座らせると、自分も浴衣を着る。

「ほら、綺麗になったよ偽物くん」
 眠ったまま話さない国広にそう言い、洗面台に置かれていた小さな小瓶から薬を1粒取り出して、項垂れる国広の顔を上げさせそれを飲み込ませる。
 一瞬眉をひそめはしたがとろり、と喉を通ったのかこく、と音を立てて飲んだ目の前の写しの口を開かせ、中を丁寧に洗う。
 可愛い口だ。また指や舌で汚してやりたくなる。
 こんなに邪なことを考えながら洗っている俺に、こいつはひく、と肩を揺らす以外は特に抵抗はない。

 自分も大体綺麗にしたところで動かぬ写しを抱えあげ綺麗になった和室の方に踏み入れる。
 日中はこの部屋で楽しんでいたのだが、夜はどうしようもなく縛りたくなって洋室を使っていた。
 この細い手首に自分の帯を巻いて縛るのがたまらなく好きだ。
 ただそんな歪み切った欲望で無理やり連れ込んだのだが、写しは昼間に沢山入れ込んだ薬で脳が砕けていたのか簡単に脚を開き俺の欲望をその身で何度も受けてくれたのだ。
痛むだろうに。手首にはひどく痣ができてしまっているのに。

 抵抗してくれても良かったのに、と呟いて横向きに布団に寝かせ、それを抱え込むように眠る。
 また、夜が明ける。



 月が。俺の神域の月が俺を嘲笑っているようで。ああ、おれはひどくゆがんでいる。



こいつが、ほしくて、ほしくて、たまらない。


…はなしたくない。